経営を行っていくための内部統制

内部統制とは、経営目的を達成するために会社の中に一定のルールを設けて、組織内のすべての人々が適切に業務を行っていくためのプロセスといえます。近年ではさまざまな企業による不祥事が公表されているなかで、会社の組織における自己チェック機能としての内部統制の整備および充実の必要性がより認識されるようになってきています。
内部統制が有効であるかどうかは、次に挙げるような要素を満たしているかで判断できます。経営者の命令及び指示が適切に実行されているかを確保するために定める方針及び手続としての統制活動、組織の目標を達成することを阻害するリスクを認識しそのリスクへの適切な対応を行うための一連のプロセス、組織の目標を達成するためにあらかじめ適切な方針及び手続を定めた上で業務の実施において組織内外のITに対し適切に対応すること、必要な情報が正しく識別されて把握されていることなどです。洗練されたビジネス環境にはこれらの要素が必要となります。