中国では他国のアニメに似通ったキャラクターやアニメが自国のモノとして放映されている問題を抱えています。実際日本のアニメ制作会社も著作権侵害として訴えているケースもありますが、コンテンツという抽象的なモノである事から、違法として訴える事が難しくなっています。

また違法アニメを制作している会社を訴えても問題が解決しない背景があります。

もともと中国がアニメ製作を国が法律によって認めた際、多くのアニメを作る事に特化した法律を制定しました。基準に達しなければ、アニメ放送に必要な基地局の使用を認めない形にもなっていた為、中国のアニメ会社はコンテンツよりも放送量を重視した経営方針へと変わっていきました。また違法になっているのは中国では国家転覆に関わるコンテンツを無くす為、SF系など外国産のアニメの放送を禁止する法律を制定しました。この為、違法アニメの制作が早くかつ人気コンテンツになる為、多くの企業が違法的に放送する風習へと変わっていきました。

この事から、アニメ会社を訴えて違法アニメを取り締まっても、国の法律が変わらなければ日本のアニメを中国で放送する事が出来ない状態になっているのです。

故にこの問題点としてはアニメ会社よりも国の政策を変える事に焦点を当てる事が今後のアニメの中国進出を果たす上で重要なモノになってくると考えられます。

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